ホントに「しょうがない」と思っているのだから「しょうがない」

今日は医療ネタではないが・・・
先ほど辞任した、久間元防衛相だが、
昭和15年生まれの戦中派である彼が
かの大東亜戦争に対しての考えを露骨に世論に呈してしまった
一個人としての考えはあるだろうが、
防衛大臣としての立場で言える台詞ではなかっただろう
そして、この方の出身は長崎県
私が長崎県民だったら嫌悪感はさらに増していたであろう
しかし、この人を国会議員に選んでいるのはわれわれ国民である
もっと限定して言うと、長崎2区に住んでいる皆さんである


現内閣には他にもいろいろツッコミどころはあるが、
これらの状況下で、今月末の参院選は与党がどれだけ議席を獲得するのだろうか?
私はとても楽しみである
もし、与党が負けない状況であれば、
この社会は何も変わらない
医療崩壊も確実に進んでいくだけであろう


・・・そして、あと409日で「終戦」の日を迎えるのだろうか?


久間元大臣の朝日新聞の記事を以下に引用する
http://www.asahi.com/politics/update/0630/TKY200706300263.html

久間防衛相、講演で「原爆投下、しょうがない」
2007年06月30日22時23分
 久間防衛相(衆院長崎2区)は30日、千葉県柏市麗沢大学で講演し、1945年8月に米軍が日本に原爆を投下したことについて「原爆を落とされて長崎は本当に無数の人が悲惨な目にあったが、あれで戦争が終わったんだという頭の整理で今、しょうがないなと思っている」と述べた。原爆投下を正当化する発言とも受け取られかねず、野党が久間氏の罷免を求める動きを見せるなど波紋が広がっている。
 久間氏は「我が国の防衛について」と題した講演で、東西冷戦下で米国と安全保障条約締結を選択した日本の防衛政策の正当性を説明する際、原爆投下に言及した。
 久間氏は「米国を恨むつもりはないが、勝ち戦と分かっていながら、原爆まで使う必要があったのかという思いが今でもしている」としつつ、「国際情勢とか戦後の占領状態からいくと、そういうこと(原爆投下)も選択肢としてはありうる」と語った。
 久間氏は講演後、朝日新聞の取材に対し、「核兵器の使用は許せないし、米国の原爆投下は今でも残念だということが発言の大前提だ。ただ日本が早く戦争を終わらせていれば、こうした悲劇が起こらなかったことも事実で、為政者がいかに賢明な判断をすることが大切かということを強調したかった」と発言の意図を説明した。
 安倍首相は同日夜、遊説先の香川県丸亀市での会見で久間氏の発言に関して「自分としては忸怩(じくじ)たるものがあるとの被爆地としての考え方も披瀝(ひれき)されたと聞いている。核を廃絶することが日本の使命だ」と述べた。


     ◇


【久間氏の発言要旨】
 日本が戦後、ドイツのように東西が壁で仕切られずに済んだのは、ソ連の侵略がなかったからだ。米国は戦争に勝つと分かっていた。ところが日本がなかなかしぶとい。しぶといとソ連も出てくる可能性がある。ソ連とベルリンを分けたみたいになりかねない、ということから、日本が負けると分かっているのに、あえて原爆を広島と長崎に落とした。8月9日に長崎に落とした。長崎に落とせば日本も降参するだろう、そうしたらソ連の参戦を止められるということだった。
 幸いに(戦争が)8月15日に終わったから、北海道は占領されずに済んだが、間違えば北海道までソ連に取られてしまう。その当時の日本は取られても何もする方法もないわけですから、私はその点は、原爆が落とされて長崎は本当に無数の人が悲惨な目にあったが、あれで戦争が終わったんだ、という頭の整理で今、しょうがないな、という風に思っている。
 米国を恨むつもりはないが、勝ち戦ということが分かっていながら、原爆まで使う必要があったのか、という思いは今でもしている。国際情勢とか戦後の占領状態などからいくと、そういうことも選択肢としてはありうるのかな。そういうことも我々は十分、頭に入れながら考えなくてはいけないと思った。