不老長寿の「美しい国」

昨日の毎日新聞の記事、相変わらずモチベーションを下げてくれます
この国では永遠の命が補償されているのだろうか?
「寿命」という言葉はないのだろうか?
医療サイドがいくら一生懸命手当てをしても、
最終的に人間はいつか死んでしまいます
方々手を尽くした末に患者さんが亡くなられたとき、
ご家族は当然悲しまれますが、
医療サイドも当然悲しいのです!
そんな状況で、イチャモンをつけられ、
民事はおろか、刑事事件にまでもっていかれたら、
誰だって逃げ出しますよ!
以下引用
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/gunma/archive/news/2007/07/12/20070712ddlk10040191000c.html

医療事故:骨折で出血死か 整形外科で80代の女性−−高崎署事情聴く /群馬
 ◇業務上過失致死の疑いも
 高崎市の整形外科医院で、県内の80代女性が処置の際に右大たい骨を骨折し、約5日後に転送先の前橋市の病院で出血などにより死亡していたことが11日、分かった。県警捜査1課と高崎署は骨折が原因で大動脈を傷つけた可能性もあると見て、立ち会った看護師らから事情を聴いている。
 関係者によると、女性は15年以上前から骨粗しょう症で寝たきりになり、同院への入退院を繰り返していた。2日に「床ずれがひどい」と家族に連れられて来院。右足の付け根付近や背中などに床ずれができ、一部は化膿していた。看護師2人に家族が付き添い、消毒などの処置の最中に女性の姿勢を変えようとして足の骨が折れたという。
 同院は救急車で約30分後に前橋市の病院に緊急入院させた。しばらく、血圧などに異変はなく、出血も見られなかったが、女性は約5日後に死亡した。死亡診断書に「出血性ショック」とあるのを不審に思った家族が同署に届け出たという。
 女性は高齢の上、重い床ずれなどから感染症にかかるおそれもあり血液の凝固能力が低下していた可能性も高い。骨折が引き金となり出血した疑いがあり、県警は業務上過失致死の可能性もあるとみて調べている。10日の解剖では死因が特定されず、整形外科医院の院長は「骨折させたのは事実。容態急変などの連絡は受けておらず、早く死因を解明してほしい」と話している。【鈴木敦子】
毎日新聞 2007年7月12日

【鈴木敦子】さん、あなたの命も永遠ですか?
そうであれば、診てくれる病院、きっとありませんよ!

ちなみに、福岡でも不老長寿の信仰が当然のようです

作文ですか?

いつもホットな毎日新聞
ここまでくるとホントに笑えてしまう
昨日の夕刊より
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/archive/news/2007/07/11/20070711dde041070035000c.html

明日があるさアジサイの咲くころに
 <アジサイの花が咲く信州で、友人のナツさんから、一片の物語をうかがった>

 ナツさんが胸に痛みを感じたのは、昨春のことだった。思春期の乳房のうずきに似ている。指先で探ると、小さなしこり。病院で「乳がん」と告げられ、手術を決めた。

 嫁ぎ先の義父をみとり、子育てもひと息ついて、第二の人生を思い巡らす40代半ば。我が身に降った災いに、その春の桜は覚えていない。

 「まさか」のときに備えて、あわただしく完成したばかりの新居に引っ越し、義父の一周忌も滞りなく済ませて、入院前夜の遅くまで片付けを続けた。

 手術は5月下旬に、大学病院で行われた。家族の手を振りほどいて、ストレッチャーで手術に向かう。手術室の扉が閉まると、家族の前では我慢してきた涙が、堰(せき)を切ってあふれ出した。「服をはぎ取られ、女性の大切なものを切り取られるような気がして、悲しくなったの」。これは、当時の心の内だ。

 そんな痛みを察するように、看護師さんが手を握りしめて、声を掛けた。「手術中は着物を脱がせますが、布をかけて見えないようにします」「大丈夫です。私たちも精いっぱいがんばりますからね」。心に染みる言葉だった。

 翌朝、病室で目覚めると、手術に立ち会った看護実習生の顔があった。「私、すっごく感動しちゃいました」。娘の年ごろの看護師の卵が、ほおを紅潮させながら、麻酔で意識を失ってからの様子を教えてくれた。

 手術で切除された細胞は、すぐに病理検査に回されたそうだ。しばらくして、手術室のスピーカーが検査結果を告げる。「他に転移はありません」。その瞬間、医師や看護師は手を止めて、一斉に拍手をした、と聞いた。

 そして去年の今ごろ、ナツさんは自宅寝室のベッドで、術後の養生を続け、窓越しに公園の木々を見詰めていた。雨上がりの緑やアジサイの花のみずみずしさを、心と体に感じながら。【萩尾信也】

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 「明日があるさ」は随時掲載します。お便りは〒100−8051毎日社会部。メールはt.shakaibu@mbx.mainichi.co.jp、ファクスは03・3212・0635

毎日新聞 2007年7月11日 東京夕刊

>手術室のスピーカーが検査結果を告げる。
 「他に転移はありません」

ここまでありもしない文章を載せていいのだろうか?
「手術で切除された細胞」の断端にがん細胞がなくても
遠隔転移しているかもしれないだろう
作り話もほどほどにしてほしいものである
読者をここまで馬鹿にしていいものだろうか?

にゅ、入会のお願い・・・ですか!?

本日公示された参院選
興味深い記事を目にした
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-07-10/2007071015_01_0.html

2007年7月10日(火)「しんぶん赤旗
選挙の断面
日本療養病床協会
自民支援 病院に依頼
会員“病床削減の党 応援とは”

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 高齢者医療に取り組む医療機関の団体として一九九二年に設立された日本療養病床協会(日療協、木下毅会長、会員数七百二十九)が、自民党参議院選挙比例候補の後援会入会をファクスで会員病院に直接働きかけていたことが、九日までにわかりました。自民、公明与党の安倍内閣は、お年寄りが長期入院する療養病床を六割も削減しようとしており、自民候補を応援することに関係者から批判の声があがっています。

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 日療協の木下会長名で、各会員病院にファクスされたのは、「第21回参議院議員通常選挙 たけみ敬三先生後援会 入会のお願い」。たけみ氏は、一九九五年の参院選で、日本医師連盟推薦で初当選、現在、厚生労働副大臣。三選をめざしています。
 木下会長名のファクスは、「慢性期医療は制度改正の荒波にもまれ、今後も厳しい状況が続く中、療養病床の在り方はたけみ先生の活動なしに議論していくことはできません」「慢性期医療を守るため、たけみ敬三先生が一票でも多くの票を獲得する必要があります」として、後援会への入会と「さらなるお声かけ」を呼びかけています。
 また、「支援活動は十一日までとなっておりますので、後援会ご入会は十一日までにお願いします」として、公示の十二日以降は「当協会としても全力で選挙活動を行います」と訴えています。
 日療協のホームページには、「たけみ敬三後援会入会申込書」を掲載、必要事項を記入して、後援会事務所にファクスするようになっています。また、たけみ敬三後援会のホームページも記載、ここから入会できるようにもなっています。
 ところが、たけみ氏が属する自民党は、公明党と一緒になって昨年六月、全国に三十八万床ある療養病床のうち、医療保険適用型二十五万床を十五万床に削減し、介護保険適用型十三万床を全廃する医療改悪法案を強行しました。これが実行されると、二〇一二年三月末までに現在の療養病床の約六割がなくなり、行き場のない患者が大量に生まれることになります。
 ある会員病院の事務課長は、「いまでも療養病床は足りないぐらいなのに、その削減の先頭に立ってきた人を応援するとは、どういうことか。しかも介護型はまったくなくなってしまう。憤りを覚えます。また、政治連盟とかではなく、協会本体が丸抱えで、特定の候補者の後援会活動をすすめることも重大です」と話しています。
 日本療養病床協会は、「任意団体なので、どういう活動をしても法的に問題はない。もちろん、個人の意思で、会として強制するものではない」としています。

政治家の考えることって、すごいなぁ・・・
いくら親の七光りがあっても、普通の人はこんなお願いできないと思うが

やる気をなくす新聞記事

昨日の毎日新聞(埼玉版?)の記者日記を引用する
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/saitama/nikki/news/20070711ddlk11070492000c.html

損をした気分 /埼玉
 血圧が上80、下40を記録したこともある私は朝がめっぽう弱い。支局での宿直明けは、緊張感からか決められた午前6時半には起きられる。新聞やニュースをチェックして……問題はそこからだ。
 一通りの業務をこなすと緊張の糸が緩み、視界がぼんやり。どこであれ座った瞬間、心地よい夢の世界へ誘われる。入社3年目にしてまだ体が慣れない。だが、そんな状態で人の命を預かって働く人たちがいた。
 取材した産婦人科医(60)は、医師不足のため、週1回の当直明け後、そのまま日中勤務に入る。患者の容体はいつ変化するか分からず、緊張は途切れることがない。小児科や外科などでも同じ状況だという。
 12日公示の参院選挙は医師の増員を本気で訴える人にしようと、いつになく具体的に投票先を考えた。だが、5月に引っ越してきた私には埼玉選挙区の投票権がない。すごく損をした気分になった。【稲田佳代】
毎日新聞 2007年7月11日

この記者さんの感じていることについては、
特別コメントするつもりはない
しかし、
医師不足のため、週1回の当直明け後、そのまま日中勤務に入る。
最近産婦人科医が不足になったために当直明けも勤務しているように記載しているのはいかがなものか?
意図的に書いているとしか思えない
当直明けも普通に勤務するのは以前からであり、
そして産婦人科に限ったことでもない


もっとも、直明けも普通に勤務することが当たり前、ということ自体が
問題なんだろうけど・・・

一種のアレルギー反応

本日発売の雑誌、「週刊エコノミスト」の見出しをみると、
介護崩壊、っていうタイトルで特集をやっているらしい


買ってみようかなーって思ったら、
発行元は我々が愛すべき、
毎日新聞社でした
・・・立ち読みで十分かな
4月末の「東洋経済」は買ったんだけど・・・

子どもの医療費無料化

現在、どの自治体でも乳幼児医療費助成制度というものがある
詳しく説明する必要はないだろうが、
少なくとも3歳未満の乳幼児は
同じ月に同一医療機関を何回受診しようが、
支払いは 350円以下である
時間外の受診も当然この対象となる
患者負担額を無料にしている自治体もあるし、
対象年齢を引き上げているところもある


この、「少子化対策」とされる乳幼児医療費助成制度は
選挙公約によく掲げられ、もてはやされている


しかし、医療者側からみると非常に大きな問題を孕んでいる
一つはコンビニ受診の助長である
ひと月に何回受診しようが自己負担額は変わらないので、
ちょっとしたことで受診する傾向がある
たいてい、「心配なので来ました」という言葉を添えて


二つめは、診察待ち時間の増大である
このことはコンビニ受診と関連するのだが、
気軽な受診が増えると、当然診察待ちの時間は長くなる
権利意識の強いこの国の保護者たちは
トリアージ」という考え方をまだ理解してくれない
本当に急を要する患者も順番待ちを強いられることが多い
急病センターでこの場面がよく生じる


三つ目は、医療者の疲弊である
特に急病センターで診察待ち患者のカルテが
たくさん並ぶと、診察医をはじめ、スタッフの負担は大きくなり
さらに重要な疾患を見逃す可能性も大きくなるだろう


このようなことが論じられる機会が非常に少ないことに
悲しみすら覚えてしまう
これは医療者のエゴではなく、
医療を受ける側に不利益をもたらすことなのだが・・・


東京都に続き、名古屋市でも恐ろしいことになってきているようだ
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20070705/CK2007070502029618.html
中日新聞の記事を引用する

【愛知】名古屋市の子ども医療費助成拡大 与党3会派、市長の決意評価
2007年7月5日
 名古屋市少子化対策として、来年一月から、さらに子どもの医療費助成が拡充されることになった。松原武久市長は四日、市議会与党会派の民主、自民、公明各市議団の団長から早期実施の申し入れがあったのを受けて、入院費無料を小学三年生から六年生まで引き上げ、保護者の所得制限も撤廃する意向を明らかにした。
 市は現在、小学三年生までの入院費と小学校就学前の乳幼児の通院費を対象に助成。一歳以上には所得制限を設けている。
 申し入れの後、記者会見した民主のおくむら文洋団長は「二月定例会で、私たちが示した意思を市長が真摯(しんし)に受け止めた結果。二〇〇八年度には小学六年生まで通院費も助成し、早い時期に中学三年生まで拡充してほしい」と強調した。
 自民の堀場章団長は「所得制限の撤廃は以前から要望していた。市税増収が子育て支援に使われることは望ましい」、公明のひざわ孝彦団長は「国の医療制度改革の方向性が出され、県の動向も見極めながら取り組むと市長は発言した。その決意はありがたい」と評価した。
 民主は二月定例会で、小学六年生の入院・通院まで無料にするための条例改正案などを議員提案する方針を表明。その後、議員提案は見送ったが、共産を除く会派が早期拡充を求める付帯決議をした。これを受け、市は〇七年度中にも段階的に拡充できるよう検討していた。
 市は、市議会九月定例会に関連の条例改正案と補正予算案を提出する見通し。可決後、来年一月実施に向けて準備に入る。必要な予算は翌月に繰り越されるため、拡充に伴い、補正予算案には二カ月分の約一億四千万円の追加が必要となる。
 (原一文)

こ、これって・・・

某巨大掲示板からのネタです。
どう解釈しますか?
特に、これらの方々の地元の皆さん。


>742 :名無しさん@八周年:2007/07/07(土) 22:48:13 id:hhM5mkVr0
 議員会館に事務所を置いているので家賃がゼロにもかかわらず、
 なぜか「事務所費」1000万円以上を計上している議員(9割が自民党

 伊吹 文明 自民党文部科学相     4146万円
 松岡 利勝 自民党農水相        3359万円
 中川 昭一 自民党政調会長      3096万円
 鈴木 俊一 自民党・元環境相      3012万円
 金田 勝年 自民党・前外務副大臣   2849万円
 衛藤征士郎 自民党・元防衛庁長官   1409万円
 遠藤 利明 自民党・文科副大臣     1313万円
 中山 太郎 自民党・元外相        1238万円
 小坂 憲次 自民党・前文部科学相   1192万円
 保岡 興治 自民党・元法相        1185万円
 加藤 紘一 自民党・元自民党幹事長  1041万円
 江藤  拓  自民党衆議院議員     1487万円
 佐藤 昭郎 自民党参議院議員     1388万円
 加納 時男 自民党参議院議員     1416万円
 松本 剛明 民主党政調会長       1866万円
 亀井 静香 国民新党・代表代行     2418万円
 滝   実  新党日本・総務会長     1141万円
 武田 良太 無所属・衆議院議員      1588万円


自民党議員の使途不明金 合計57億8670万円
http://www1.neweb.ne.jp/wa/kabuombu/jimin-situmon.htm


自 民 党 は 絶 対 許 さ ん  !!