九州に1か所のみ・・・ですか?

日本赤十字社血液製剤製造業務を統廃合する、という話は前から聞いていた
50か所の製造拠点を約20か所に減らす、予定らしい
そのときは漠然と「半分以下だなぁ」って思っていたが、
昨日の読売新聞の記事より
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/ne_07070301.htm

輸血用血液製剤製造、日赤が統廃合…九州は5減の1か所に
 日本赤十字社が全国の血液センターで行っている輸血用血液製剤の製造業務を統廃合し、50か所の製造拠点を約20か所に減らす集約化を進めている。九州では佐賀県以外の6県にそれぞれ設けている製造拠点を、来年4月までに福岡県久留米市の1か所に統合する。
 血液製剤は輸血用と血友病などの治療薬の2種類があり、輸血用は国内では日赤のみが製造し、国内需要をすべて賄っている。
 日赤血液事業本部によると、現在は全都道府県計50か所の血液センターで血液製剤を製造・保管し、医療機関への提供を行っており、基本的に各都道府県ごとに献血から製造・供給までを担っている。
 集約計画では、これをいくつかの都道府県ごとに広域化し、血液製剤の製造拠点を数年かけて約20か所に集約する。
 残りの約30か所では製造業務を廃止し、採血や保管、供給の拠点とする。
 1990年代後半以降、肝炎ウイルスやエイズウイルス(HIV)に感染した人の献血が病原体検査をすり抜けて輸血に使用される感染事故が相次ぎ、日赤は検査体制を強化した。この費用がかさんだことによる収支の悪化などから、集約化で業務の効率化を図るとしている。
 九州ブロック(8県)では、沖縄を除く7県の製造業務を行う「九州血液管理センター」(仮称)が4月、久留米市で着工。来年1月から福岡、佐賀、長崎、大分の北部4県分の製造業務を始める。同4月からは熊本、宮崎、鹿児島の南部3県分の製造も加わる。各県の血液センターは製造業務を順次廃止する。
 日赤血液事業本部は「各県の血液センターに適正な在庫を持たせておくので安定供給に支障はない」としている。これに対し、久留米から遠い宮崎、鹿児島などの産科医などから「妊婦の大量出血など緊急輸血が必要になった際、十分な製剤の確保が保障されるのか」と懸念の声も出ている。
 献血で採血された血液のウイルス感染の有無を調べる検査業務はすでに集約化が進んでおり、全国23か所(4月現在)を来年夏までに10か所に統合する。

>来年4月までに福岡県久留米市の1か所に統合する
1か所だけですかぁ? まさに、インパール作戦進行中!


宮崎・鹿児島は久留米から遠いです
さらに県庁所在地からそれ以外の市郡までにかかる時間は・・・
九州は比較的アクセスがよいと思われているのだろうか
それとも中央から遠い離れ島は切り捨てますよ、っていう
メッセージなのだろうか・・・